もの忘れ(認知症)
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認知症という病名は中医学にはないものですが、「健忘証」「鬱証」「不眠証」「呆証(判断力・思考力の低下)」など、認知障害として考え、予防・対応することができます。
ストレスや脳の疲れは「 心脾両虚(しんぴりょうきょ)」を招き、健忘・不眠・貧血の原因となります。
心脾両虚とは、血を全身に巡らせる働きを持つ「心(しん)」と、消化吸収をつかさどり、気・血を生成する「脾(ひ)」の両方が虚弱になった状態を表します。ストレスや思い悩み、考え過ぎなどで脳に過度な負担がかかると、心と脾に影響して機能が低下し、「 心血虚(しんけっきょ)」「 脾気虚(ひききょ)」の症状が同時に現れることが多くなります。
心血虚による症状
心は、精神・意識・思考・血脈をつかさどっています。また気血などのエネルギーが心神活動の基礎となります。心血虚になると、脳に気血などの提供ができなくなり、物忘れ、人の話を理解できない、焦燥感、不安、眠りが浅い、不眠という症状を引き起こします。
脾気虚による症状
脾は主に二つの作用があり、ひとつは食べ物を消化吸収し、気血などのエネルギーを生成し、それを全身に運ぶことであり、もうひとつは血液循環を管理し、血液が血管から漏れ出ないようにすることです。脾の働きが停滞すると、いわゆる「脾気虚」の状態になり、消化不良や全身の疲労感を招いたり、皮下出血や生理不順といった症状が現れたりします。
●合併症、後遺症
[1]不妊症
腹腔内の血液が臓器どうしを癒着させます。とくに卵管が癒着すると、卵管の入口がふさがれてしまい、卵と精子と出合えないために不妊症になってしまいます。
[2]卵巣ガンの発生
子宮内膜症は卵巣ガン(明細胞腺ガンまたは類内膜腺ガン)を発生しやすいことが明らかにされています。
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効能効果: 貧血・不眠・健忘
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