痔の種類には切れ痔・いぼ痔・穴痔(痔ろう)・脱肛などがあります。生活習慣の改善や漢方療法での痔の対処法をご紹介します。
痔は便秘・肝臓・胃腸の働きと密接に関係があります。また、貧血や冷え性・血行不良・運動不足・疲労・食生活などに左右されます。また、妊娠、出産の際に痔になる女性も多くおられます。筋肉の弱りも大いに関係があるのです。

なぜ、痔になるの?

  1. 便秘が続く
    便秘が続くといきんだり、いざ便が出ても硬かったりして肛門を傷つけます。
  2. 下痢を繰り返す
    下痢で何度もトイレに行くことで肛門に過度の刺激を与え、傷つけます。
  3. いきむくせがある
    強くいきむことで、肛門を傷つけます。
  4. 長時間座る
    長時間座ったままや冷えている時は、お尻の周りがうっ血して血流が悪くなり、いぼ痔の原因になります。
  5. 肝臓の働きが弱っていると、門脈にうっ血をおこしていぼ痔の原因になります。
  6. ストレスが多い。
  7. シャワーで済ます。
  8. 血流が悪い・動脈硬化
  9. 妊娠・出産で腹圧がかかるとうっ血をおこしやすい。

痔の養生法

腹八分は医者いらず、腹六分に病なし。和食中心、温野菜、肉より魚、海草・豆類を忘れずに、温かいものを良くかんで食べましょう。
食べすぎを防ぐことが、胃腸を守り、免疫力を高めます。特に夜の食べすぎは厳禁です。

ミネラル豊富な「黒糖きび酢」や「含蜜黒糖」・「黒糖シロップ」を使って、白砂糖はやめましょう。油はオリーブ油やごま油が良いです。古くなった油は絶対だめです。油料理は控えめに。

低体温35度台は免疫低下、アレルギー症状が多発します。冷たい食べ物・飲み物を控えることがとても大切です。また、適度な日光浴と運動は基礎代謝を上げ、体温を適正に保ちます。

からだを冷やさないことです。
低体温35度台は免疫低下、うつやアレルギーなどの自律神経失調症状が多発します。冷たい食べ物・飲み物を控えることがとても大切です。また、適度な運動は基礎代謝を上げ、体温を適正に保ちます。

お風呂は温冷浴で自律神経を鍛えましょう。乾布摩擦が良い場合もあります。入浴後にバージンオイルや馬油で保護します。

緊張しすぎも、だらけすぎも、自律神経のバランスを乱し、免疫力が低下します。規則正しい生活習慣が大切です。夜10時から午前2時までは、免疫力アップのゴールデンタイムです。11時までに就寝できると良いです。

痔のいろいろ

痔のいろいろ

いぼ痔(内痔核・外痔核)
おしりの血管がうっ血し、いぼ状にふくらみます。いぼが肛門の中にあるものを内痔核、肛門の外にあるものを外痔核といいます。内痔核の場合、排便時に便がいぼをこするので出血が多くなります。外痔核の場合はいぼがふれるので、痛みがあります。

切れ痔(裂肛)
一番の原因は、便秘。いきんでおしりに強い力が加わり、肛門に負担がかかります。その結果、肛門の粘膜が裂けたり、切れたりします。排便時に痛みがあります。

あな痔(痔ろう)
細菌が化のうし、膿(うみ)が肛門内から外にむかって穴をあけていきます。穴の周囲にできものができ痛みます。手術が必要です。

痔の漢方薬 浸膏槐角丸(しんこうかいかくがん)

痔の漢方薬 浸膏槐角丸(しんこうかいかくがん)

槐角(エンジュの種子)を主薬に6種類の植物生薬で構成された痔の内服薬です。うっ血を取り除く作用、炎症や腫れを除き、痛みをとる作用、止血作用があります。

【第2類医薬品】効能・効果 : 次の症状の緩和 : 内痔核、外痔核、裂肛、痔出血、痔の痛み

血流を良くする 冠元顆粒(かんげんかりゅう)

血流を良くする 冠元顆粒(かんげんかりゅう)

【第2類医薬品】効能・効果 : 中年以降または高血圧傾向のある人の次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸

中年以降の方、高血圧傾向の方の多くには、血液の循環が悪くなり、頭痛,頭重,肩こり,めまい,動悸といった症状があらわれます。中国の漢方医学ではこのような状態にある人を「お血症(おけつしょう)」といい、血行を改善するために用いられるのが「活血化お」という方法です。冠元顆粒は丹参をはじめ、せんきゅう,芍薬,紅花,木香,香附子の生薬を原料として作られた中国の薬です。

お問い合わせ

TEL 099-222-5072099-222-5072

FAX 099-223-9380

営業時間 平日・土曜日 9:00~18:40
日曜日・祝日 10:00~18:40

定休日 お盆・お正月